制作日記 with エメラルド原石

それぞれの個性的な色合い。価値は着ける人その人自身で決めるものだ

“色の濃いエメラルドが価値がある”

いったいこの価値観はいつ、誰が、なぜ決めたのか?

30年前にエメラルドに携わる仕事をしてから

常に私の頭にある素朴な疑問。

緑の濃いエメラルドは私の肌には重すぎる。

どうやっても

“お母さんから借りているジュエリー”

になってしまい、落ち着かない。

青みがかった薄い緑のチボール産の

エメラルド原石は、しっかりと私の肌と個性に

寄り添ってくれて、カジュアルな日々の私の装い

大事な友人からのお誘いの食事会、

華やかな場面でも私らしくいられる必修アイテム。